削除対象を先に洗い出す

墨消しを始める前に、誰へ渡すPDFなのか、何のために共有するのかを決めます。社内共有では必要な情報でも、ウェブ公開や第三者への提出では不要になる場合があります。

  • 氏名、住所、生年月日、性別
  • 電話番号、メールアドレス、SNSアカウント
  • 口座番号、カード番号、請求・給与情報
  • 社員番号、顧客番号、受付番号
  • 署名、印影、顔写真、本人確認書類
  • QRコード、バーコード、位置情報につながる記載
PDFに含まれる個人情報の確認例
氏名や番号などを含む文書例。共有目的に不要な情報を先に洗い出します。

個人情報を削除する手順

1. 元PDFを複製する

墨消しは元に戻せない編集になるため、原本を残し、公開用のコピーに対して作業します。

2. ページを目視確認する

本文だけでなく、表紙、ヘッダー、フッター、注釈、画像内の文字も確認します。スキャンPDFでは検索できない文字があるため、目視確認が重要です。

3. 不要な範囲を墨消しする

PDF ワークスタジオで「墨消し」を開き、対象範囲をドラッグします。文字の端が残らないよう、少し余裕を持って囲みます。

文書内の個人情報を確認し、不要な範囲へ墨消しを配置する操作例です。

4. 新しいPDFをダウンロードする

編集結果を別名で保存します。「公開用」「提出用」など、原本と区別できる名前がおすすめです。

ダウンロード後の最終確認

  1. 全ページを最初から最後まで表示する
  2. 隠した文字列をPDF内検索する
  3. 黒塗り部分を選択・コピーできないか試す
  4. ページ数や必要な内容が欠けていないか確認する
  5. 文書プロパティ、コメント、添付ファイルを確認する
PDF ワークスタジオの墨消しはページの見える内容を画像として作り直す機能です。作成者情報など文書全体のメタデータについては、配布前に別途確認してください。

画像や署名を丸ごと消したい場合

PDF内の写真やロゴが画像オブジェクトとして登録されている場合は、「画像削除」機能も利用できます。ただし、複雑なレイヤー、画像内に焼き込まれた文字、フォーム部品などは対象にならない場合があります。その場合は墨消しで範囲全体を隠してください。

Adobeの公式資料でも、見える文字・画像の墨消しと、メタデータやコメントなど隠れた情報の削除は分けて案内されています。

参考:Adobe Acrobat「Redact and sanitize PDFs」

共有前にPDFの個人情報を削除

スマホ・PCから、見せたくない範囲を指定できます。

PDF墨消しを始める

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